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男が好きな、旨い料理が好き、旅行が好き、 ヒコーキが好き。 そんな小市民的GAYが日々の出来事を綴ります。
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ども。
世の中にはなかなか気ぃつけへん事が、てんこ盛りです。

6月29日朝日新聞夕刊大阪版で見た記事も、
そんな気ぃつけへんかった事の一つです。

ほら、最近は鉄道を利用する時って、IC乗車券を使うことが増えてきてるでしょ。
オイラやったらJR西日本のICOCAとか、関東地区のPASMOね。
あれって便利ですよねぇ。
なにせ、改札口で“ピッ”でOKですもんね。
あのIC乗車券って。

今までみたいにややこしい路線図から運賃を探し出して、
券売機で切符を正しく買うて、ほんでもって改札口を通って。
なんてことを気にせぇへんかっても、改札口“ピッ”で終わりですもんね。

そんな便利さからか、IC乗車券の利用がどんどん増えてきてる見たいですね。
で、それに伴って、IC乗車券専用の改札機も増えてきてますよね。

そのIC乗車券専用改札機が、視覚障害を持ってる人たちにとっては、
不便以外の何もんでもないんですねぇ。
視覚障害の人たちにはIC乗車券って、その残高とかが分かりにくいこともあって、
あんまり普及してへんそうです。

つまりは、従来通りに切符を購入したり、定期券を利用してはる人が多いとか。
で、磁気式の切符や定期券を使おうと思って改札口に進んだら、
そこにはIC乗車券専用改札機が。
となると、当然改札を通られへんようになりますよね。
IC乗車券専用改札機の設置場所が各社でバラバラなのも、
視覚障害を持つ人たちにとっては厄介なことになるそうです。

IC乗車券と磁気式乗車券の併用型の改札機よりも、
専用機はコストが低く済むらしいので、
鉄道会社各社の間で、普及が進んでるそうですが、
点字ブロックでの案内なんかはなかなか進んでへんのも現状。

オイラにとってはこの上なく便利なシステムやのに、
視覚障害を持つ人たちにとっては、かえって不便になってもうてるんですねぇ。
全然、そのことに気が付きませんでした。

そない言うたら、券売機も車いすの人にとっては、
まだまだ使いにくいんですよねぇ。
最近では、従来よりも低い位置で、
しかもスイッチ類が傾斜面にレイアウトされてる券売機が増えてきて、
一見車いすの人にとっても便利になってようでしょ?
けどね、車いすのままで、券売機と正対すると、
車いすの足下が券売機の設置台と干渉しあって、
手元と券売機との距離がぐっと開いてまうんですよね。
(この分かりにくい説明で、イメージしてもらえるでしょうか?)

一部の券売機では、設置台の部分をくり抜いたような形状にして、
そこに車いすの足下が入れるように工夫したものもありますが、
これがまだまだ普及してへんのですよねぇ。
(少なくとも大阪では)

どうも、いろんな意味でまだまだ
“誰にとっても使いやすい”
という状況にはなってないようです。

【2009/07/01 22:38】 | 日々の出来事
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ユニバーサルデザイン
takkun
誰にでも使いやすい設計って難しいのかな?

誰かの便利が、別の誰かの不便になる。う~ん。

困っている人に、さり気なく手を差し伸べてあげられたらって思うんだけど。

これもまた難しいんだよね。

No title
しんのすけ→takkunさん
そうですよね。
ユニバーサルデザインって、なかなか難しいみたいですねぇ。
ホンマは、その道具を使う際に一番の弱者の視点から設計をしたら、
誰にでも使いやすいモノになる。って事らしいのですが、
やっぱり、制度にしても、道具にしても、基本的に設計する側に
弱者の立場の人が入ってないからなんでしょうね。
改札機について言うたら、IC乗車券専用機にせぇへんかっても、
従来通りに併用機のままでえぇと思うんですけどねぇ。
そのために多少のコストがかかってもそれは、必要なコストやと思うんですけどねぇ
なぁんて、妙に社会派ぶってみたオイラでした。笑

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