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男が好きな、旨い料理が好き、旅行が好き、 ヒコーキが好き。 そんな小市民的GAYが日々の出来事を綴ります。
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ども。
しんのすけです。

オイラの趣味の一つに散歩があります。
特にこの時期、キ~ンと冷えた空気の中、いつも以上に
意識的に背筋を伸ばして、昔ながらの路地や住宅地の中の、
ひっそりとした道を歩き回るのって気持ちいいですよ。

ただオイラにとって風情のある、そんな道が
大阪ではなかなか見当たらないんですよねぇ。

で、今回のフィレンツェ。
メディチ家が一市民としての建前を守りつつ政治権力を握っていた、
15世紀後半ルネサンスの時代から、
メディチ分家がトスカーナ大公として
名実共に君主として君臨した、16世紀後半に
形作られた街並みが今も残っているんですよねぇ。

狭く、曲がりくねって石畳。
その道を小さな三輪トラックやコンパクトなバスが行き交う街。
そう、こんな感じです。
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日本の街並みって、悲しいくらいにどんどんその姿を変えていくでしょ?
その変わりようがダイナミックって言うたら、確かにダイナミックな営みやし、
そんなエネルギーに惹かれる時もあるんですけどねぇ…
けど、そこまで変えやなアカンもんかなぁ
確か、フィレンツェって京都と姉妹都市関係やったと思うけど、
京都はもうすっかり、現代の大都会(それも中途半端な)になってもうて、
その中心部を切り取ったら、そこが東京か大阪か福岡か札幌か
区別のつけぇへん様な単調な街並みになってるでしょう。
そのあたりが、何かもったいないような気がするんですよね。

ところで、フィレンツェの街角で見つけた、こんな変なヤツ。
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上のヤツは“ネコ型”で、路地裏で見つけました。
下のヤツは“ドラゴン型”で、フィレンツェ随一の
スーパーブランド街の中程に位置するお屋敷の壁にて。

一体なんやと思います?

オイラも正解は分からへんのですが、どうも、その昔のパーキング。
つまりは下馬場所で、手綱を結わえて馬を止めておく物と
ちゃうやろかって思うてます。
けど、ちょっとお茶目でしょう?

こんな物にもデザインを施すんですねぇ。

デザイン。
そう、日本の街に欠けてるのは、このデザインやと思います。

で、フィレンツェと言えばやっぱり彫刻とか絵画の蒼々たる顔ぶれ。

オイラは美的センスってやつが大きく欠落してるんですが、
それでもフィレンツェでは、何が何でもこれだけは絶対に観たい!!
って作品がいくつかあるんです。
もちろん、今回の滞在中もこれらの作品にお会いしに参りましたよ。

次回は、そんなオイラのお気に入りの作品についてです。



【2006/12/07 21:55】 | 伊太利亜紀行
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散歩
U-Katsu
やっぱり、古き良き文化や景観を後の世に残していくことって、僕は大事だと思いますし、
日本でも、ピンポイント的にそんな地域があったりしますが、
やはり利便性や採算が優先されてしまい、開発優先の街づくりになっていくのは時代の流れなんでしょうかね…。
散歩、僕も好きなのですが、もう散歩するには寒くて、そんな気分にもなりませんが、
フィレンツェって、緯度的には北海道と同じくらいだったと思うのですが、
気候や気温的には、どんな感じだったのでしょう?

余談ですが、僕にとって、京都と言えば、やっぱり「赤い霊柩車」シリーズなのですよ(笑)。

日本だと
10en
子供が触って怪我する!って、すぐに撤去されそう。(-_-;A
安全性や利便性を求めるのも、もちろん必要なことだけど、でも、日本にも昔ながらの素晴らしい文化があるんだから、それをずっと残そうと思わないのかなぁ?
日本人って、何はともあれ”お金”だからね。
こういう赤字なら、文句は言わないから、国が率先してお金を出して欲しいよね。
もうやってしまったものは仕方ないから、今残ってるものだけでも、このまま保護していって欲しい。



しんのすけ
♪ユウ君
オイラね、結構「晴れ男」もとい「晴れオネェ」やったのね。
それが、今回のイタリアではあんまりスカッとした青空には恵まれず終い。
鈍い灰色の曇り空か雨。
けど、それはそれなりに風情もあったし、フィレンツェでは散歩に美術館とあんまり天気には影響されへん活動しかやってなかったもんなぁ。
気温はねぇ、セーターにジャケットかセーターで丁度ええ具合やったよ。

「赤い霊柩車」ねぇ、そうかぁ、あれって京都が舞台なんやぁ… 笑


しんのすけ
♪10enちゃん
日本の街並みって、何かスゴい無機質な気がするんよねぇ。
それに最近の風潮として何事につけても“いちゃもん”をする人々がいらっしゃいますもんねぇ。
ちょっと話はずれるけど、日本には街並みのデザインだけと違うて、そんな事を考える、広い意味のモラルとか、品性も無いような気がするよねぇ。




写真がすごくいいわ~。雰囲気出てて!
東京の下町も段々近代化されて
情緒が無くなって悲しいな~って思うのよ。
なんて言いつつ、築60年木造の実家は寒くて帰りたくない~!
なんて言ってるんだけどね。
でも外から眺めると大きな椿の木があって、なかなか風情があるのよね~。
雨漏りするけど・・・笑


しんのすけ
♪佳ねぇ様
昔の建物って、外から見てるんと実際に生活するんとでは、全然印象が違うよねぇ。
ヨーロッパの石造りと日本の木造の違いもあるけど、向こうは古い建物を外観はそのままで、中を現代向けに上手に改装してるもんねぇ。

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