2ntブログ
男が好きな、旨い料理が好き、旅行が好き、 ヒコーキが好き。 そんな小市民的GAYが日々の出来事を綴ります。
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先日のオイラの日記に対して、皆さんの親身なコメント、
ホンマにありがとうございました。
嬉しくて、嬉しくて、なんてお礼を言って良いか分かりません。

あんな、意味の分からない内容に対して、本当にいろいろとご心配をいただいて、
ごめんなさい、そして、ありがとうございます。

今回の出来事について、
オイラ、、皆さんに謝らなあかん事が山ほど有ります。

ブログって、リアルな友だちには言い切れない事どもを
あれこれと綴るもんかなと。

けど、オイラ、肝心なことを隠しながらブログを綴ってました。

実は、かれこれ10年以上もオイラにとって特別な存在やった人がいたんですよ。
で、5年?ううん?もっと長い間、7年ぐらいになるかなぁ
一緒に住んでました。

すっかりセックスレスな関係にはなってたけど。
元カレとか今カレとかとも言い難いけど
その分、ホンマにこの人が、自分の身内、家族なんやなぁ。
って、まるで、空気のような存在として居てくれたわけです。

その相方が、
先日、息を引き取ってしまいました。

去年の春に、腹部に違和感を感じるって言って、
受けた検査の結果が、末期の大腸ガン。
そのときに、5年生存率は多くて25%って言われたけど、
摘出手術も成功、その後の化学療法(抗ガン剤治療)の効果か、
経過観察の検査結果も、腫瘍マーカーの増加もそれほどではなく、
何より本人が、それまでと同様に、いや、それ以上に食べたり、旅行したりで、
化学療法を受けてるとき以外は、スゴく元気そうやったんです。

これやったら、この化学療法のしんどさはあっても、
それが日常化して、その日常がずっと続くんやろなぁ。
5年のうちには、もっともっと効果的な治療方法も見つかるやろうし。
って漠然とお気楽に考えてたんですよね。オイラは。


けど、どうも、世の中はそんなに上手いことはイケへんもんで。
化学療法の効き目はなかったようで、
副作用のつらさがどんどん蓄積していって、
とうとう、本人はその治療を受ける病院のことを思うだけで、
吐き気におそわれるようにまでなってしまって。

それでも、このGWには、実の兄弟との旅行にも出かけて、
存分に楽しんできたようでした。

ところが、GW明けから、急激に痛みが増して、
別の治療方法を試すために病院も変えたのですが、
その病院への通院自体が、しんどいことになってしまいました。

毎週一度の通院を、送り迎えするクルマの中でも、
殆どしゃべれない状態。
オイラは運転しながらも、何をどう話しかけてえぇのやら、
何をどうしてあげたらえぇのやら、
カレが何をして欲しがってるのかを、探ってはみても、
皆目分からない状態でした。

家で、痛みに耐えてるカレの姿を見ても同じ。
オイラは、とうとう、カレが何をどうして欲しいのかを、
知ることが出来ませんでした。
こんなんで、長年、一緒に暮らしてた相方って言えませんよね。
次第に、二人で笑うことも無くなってしまい、
会話の量もぐっと減ってしまうと
部屋の中は重い空気が漂うだけになってしまいました。
オイラに出来ることは、ただ、病院への送り迎えと、お風呂の用意だけ。


で、7月になってとうとう入院。
次第に会話も、こちらからの問いかけに「うん」って応えるだけに。
その声も力を失っていって、入院後、一週間で逝ってしまいました。

一緒に生活してたのに、なんで、そのしんどさに気がつけへんかってんやろ。
痛みを訴えた段階で、もっと早く入院を勧めたら良かったのに。
オイラとは違う、別の誰かが傍に居てたら、
もっともっと別のえぇ結果を導き出せたんとちゃうやろか。

とにかく、自分のあまりの鈍感さに、情けない思いでいっぱいでした。

そんな中、カレは入院してすぐの頃に、
付添に来られたお母さんや、お見舞いの来られたお兄さんに、
オイラとの関係を明かしていました。
そのおかげで、カレの最後の夜は、
オイラがお母さんに代わって付き添うことも出来ました。
お母さんと一緒に泣くことも出来ました。
お通夜にも、告別式にも、荼毘の時にも同席させてもらうことが出来ました。

何も出来なかった自分を、受け入れてくれたご家族に感謝です。

でも、彼の苦しさ、辛さ、しんどさを何も共有できなかった
自分が情けないです。

そして、あれほど哀しかったのに、カレが逝ってから一週間やそこらで、
カレの居ないことに慣れつつある、落ち着きつつある自分で、
えぇのか、分かりません。

そんなに簡単に落ち着いたら、アカンのとちゃうやろか?
こんな自分に、気遣ってくれる友だち
(リアルな友だちも、このブログで知り合った友だちも)。
有難いです。
ついつい涙が出てしまいます。

けど、オイラなんかは気遣いの対象になったらアカンのとちゃうやろか?
そう思ってしまいます。

そのくせ、友だちからの電話、友だちからのコメントを心待ちにしてる、
ズルいオイラが居てます。


【2008/07/18 20:08】 | 相方とのこと
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No title
しんのすけ
秘密のコメントさん、
ありがとう。
ホンマに、ありがとう。
あぁ、ボキャブラリーが貧困やから、同じ言葉しか出てけぇへんけど、
心から感謝してます。

(^_^)♪
kila + toro
コメントやメール、電話を心待ちにするのは自然な気持ちの現れ。

周囲に頼るのは当然のことだと思いますよ(^_^.)w

息抜き、気晴らしのお供、いつでもしますよ(^_^)v

コブクロの「永遠にともに」を、昨日からなぜか何度も口ずさんでます。
この曲って、結婚ソングで有名ですが、きっと相方さんも、
今、この曲を口ずさんでいると思いますよ。

共に歩き 共に探し 共に笑い 共に誓い
共に感じ 共に選び 共に泣き 共に背負い
共に抱き 共に迷い 共に築き 共に願い♪

気持ち的には、若いつもりの僕らですが、体はそうではないらしく、あちこち痛みとかが・・・
ついさっきも、早くもお互い更年期障害かいねぇー、
って言ってる僕らです。


チカラ。
bicky
この記事を書くこと、すごく辛かったよね。

しんしんのココロの辛さを全部支えることはできないけど、
少しでも力になれたらって思う。

ブログという儚いつながりでも、キミのチカラになりたい。

No title
しんのすけ→kila+toroさん
一緒に過ごすって、その時その時、日々は全然意識することがないのに、
一人になったら、やっぱり妙に空間や時間を持て余してしまいます。
そんなに広い部屋とはちゃうのに。笑
オイラは永遠に…ってのは叶わない夢になってもうたけど、
それでも、共に過ごしたことを大切な思い出にしていきます。
ありがとうございます<(_ _)>

No title
しんのすけ→bickyちゃん
なんかね、書くことでこの出来事に向き合うことができるような気がするのね。
そんな自己満足の記事に、コメントして貰って、有り難いです。
コメントを貰えることで、どんなけオイラは助けられてるか…
ありがとう。


マミオ
おバカなしんたんだよっ。
しんたんのお友達は皆優しくて暖かいじゃない。(^-^)
しんたんの人柄のおかげだよ。

どんなに辛くても最後まで一緒にいてあげて偉かったね。
しんたんは薄情なんかじゃないよ。

最後、家族にしんたんのことを話してくれたのが、彼のしんたんへの気持ちだと思ったよ。


こんなところでなんですが、、、
彼の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
そしてしんたんがしんたんの新しい生き方を早く見つけられますように。   

って、直では恥ずかしくて言えないのでココで長コメ。笑

No title
しんのすけ→マミオっち
せやよなぁ。
相方がオイラのことをきちんと、ご家族に話してくれたことは、すごく有り難かったなぁ。
おかげで、ご家族と一緒に相方を送ることができたもんね。
何が普通なんか、そもそも、普通なんてのがあるのかどうかも分からへんけど、
普通の生活を過ごしていくことで、今回のことを全て、受け入れて、消化できていくんやろね。
マミオっちもいろいろ大変やのに、気にしてくれてありがとう。

「何も出来なかった」なんてことはないですよ
台吉
最期まで一緒にいて
一番辛い時も一緒にいてくれるだけでも違うと思いますよ

相方さんの御冥福を心よりお祈り申し上げつつ
しんのすけさんが心から笑える日が
早く来ることを願っています

No title
しんのすけ→台吉さん
ありがとうございます。
一緒に居られたこと感謝しないといけませんよね。
オイラが相方の支えになれたかどうかは別として、
相方の最後の時間を共有できたことが、
オイラのこれからの支えになってくれると思います。

お心遣い、ありがとうございます


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