ども。いやぁ、すっかりと春ですねぇ。
うちの近くの桜の名所も日々、BBQの匂いや煙が充満するようになりました。
一体、いつの頃から花見の場でBBQをやるようになってんやろう？
風情もなんもないですよねぇ。
と、季節も時間もどんどん過ぎていくのに、
のろまなオイラは2月の香港紀行をまだまだ続けやなアカンのです。

う～ん、仕事でもプライベートでも段取りの悪いヤツ


【留園雅叙】で晩ご飯を済ませたオイラ達。
後はホテルでゆっくりとお休み・・・

と、気持ちよくターンダウンサービスが為されたベッドへ。
ほどよく糊の効いた、肌触り抜群のシーツに潜り込み、
素敵な夢の世界へ誘われ･･･

うん？誘われるはずが、何かもう一つ眠りに入りづらいぞ

どこからともなく聞こえてくる、妙な音。
ポタ・ポタ・ポタ

これは、出たかも！

昔からの老舗ホテルはよく出るって言うでしょう？
それにこのホテルでも、香港明星の一人、
レスリー・チャンが飛び降りて自ら命を絶った事件があったし。

けど、彼が飛び降りたのはもっと上層階のスィートから。
（もしかして、今回のリノベーションでバルコニーが無くなったのは、
この事件も影響してるのかも）
オイラ達の使ってるような部屋での出来事ではないしなぁ。

意を決して、音の源を探ってみると…
それは、浴室の天井から。
どうも、上の階の浴室で水漏れが起こり、
それがオイラ達の部屋の浴室の天井にまでやってきたようです。
でもね、静まりかえった部屋に響くこの音も嫌やし、
これ以上、何かがあったら嫌やもんね。

ここは、ビシッとフロントへ連絡をして、
善処してもらわなあきませんよね。

　あのね、浴室の天井から水が漏れて、うるさいんよ
　誰かをすぐによこして、修理をしてね

さすがは、“世界のマンダリン・オリエンタルホテル”
（って、水漏れが起こる段階でその謳い文句はどうかと思うけどねぇ）
すぐに修理担当者が二人、やってきました。

でもね、原因が原因だけに、そう簡単に直るはずもなく、
そんな具合ではやっぱり、オイラ達は決してこの状況で眠れるはずもなく

そこで、フロントが出した答えは、

同じフロアーでグレードが少し高い部屋へのお引っ越し。

グレードが高いって言うても、眺望がハーバービューになるだけやったけどね。

その辺の手配は手際よく、荷物は全部ベルの男の子が
パッキング→移動→荷ほどき→整理整頓を行い、
オイラ達は貴重品のみを持って
夜中のマンダリン・オリエンタルの廊下をパジャマにサンダルで移動。

これって、滅多にない経験ですよねぇ。

この問題の浴室ですが、どうも排水能力に難有りのようで、
どの部屋もそれ程勢いよく渦を巻いて排水！
って感じではないんですよね。
この辺の、リノベーションは完全に失敗ではないでしょうか？

夜中の思わぬ引っ越しも落ち着き、
ようやくオイラ達の一晩めは過ぎていったのでした。

あっ、翌朝ホテルから改めてお詫びとして、
ホテルオリジナルのチョコを頂きました。
これがそのチョコ。




なかなかのお味やったんは、流石かなぁ？

香港紀行、まだまだ続きます。
（あぁ、この調子で夏まで続いてもうたらどないしよう？）

ども。
とびとびの更新になってる、香港紀行です。

さて、おなじみ【九記】さんで軽く小腹を満たしたオイラたち。
ホテルに戻って、今後の食事計画を再確認。

何しろ、3泊4日の超短期滞在。
晩ご飯3回。朝ご飯3回。昼ご飯3回。
たったこれだけしか食べられへんのですから、
そりゃぁ、もう熱心に検討しまっせぇ。

最終日の昼ご飯は、これまたオイラたちの間の定番、
国際金融中心のホテルの広東料理で決定。
何しろ、エアポートエクスプレス香港駅で、
ヒコーキの搭乗手続きを済ませたら、
ぎりぎりまで料理を楽しむことが出来ますから。

同じく、最後の晩ご飯もマンダリン・オリエンタル・ホテルの
メインダイニングの広東料理で。

今回の香港旅行のテーマが、
“自分たちへのご褒美は食いもんで”の
ちょっと贅沢ツアーですから。

などと、埋めていくとさすがに懐具合が…

そこで選んだ初日の晩ご飯は
【留園雅叙】彎仔駱克道Lockhart Rd,Wanchai





以前、ここの系列店【留園】を利用したときに、
美味しかったので、是非今回も。
と、思うてたんですが、何しろ店の移り変わりの早い香港。
再開発地区に当たってしまい、
今は、無くなってしまってました。

で、今回は本店に当たるこちらのお店へ。
ここは上海料理のお店で、エビ・カニ系が得意技。

まずは、紹興酒につけ込んだハトを。
まぁ、蒸し鶏感覚の前菜です。




後は蝦を軽く油で炒め煮した後に、
蝦の卵をたっぷりと絡めたもの。
えびマヨのマヨネーズが鶏卵と違うて
蝦の卵で出来たような感じです。
お味は、正直なところ･･･
飽きてしまいます。
初めの一つ・二つぐらいやったらええねんけどねぇ
と、言うわけで、画像ナシです。

お口直しのスープ


それに、やっぱりこの店の名物の一つ、カニの小龍包



これは旨かったなぁ。

今となっての反省。
蝦料理は、オーソドックスに龍井茶炒めにしといたら良かったなぁ。

どうもオイラは、計画性に欠けるって言うか、
継続性が足らんって言うか。

と、香港紀行がなかなか進めへんことの言い訳から始めてます。

さて、ホテルの部屋に荷物も届き、
（毎回、ベルの子が可愛いことを期待してるんですが、
毎回、期待は裏切られます）
荷ほどき完了！

では、今回の食べ歩き一軒目へ！！

【九記】中環歌賦街 Gough St,Central

牛バラ麺の専門店です。
旧宅の方でも紹介済みなんですが、
とにかくオイラにとっては、
香港行き＝九記で食べる
って言うても過言や無いぐらいです。

牛肉のあばら肉やすじ肉から丁寧に取ったスープは、
全然しつこさもなく、あっさり味。
けど、しみじみと広がってきます。
もちろん、化学調味料（味精）臭さはナシ。

伊麺（黄色で細い麺）と河粉麺（白色でコメの粉で出来てる太い麺）
の二種類の麺と、
プレーンな牛バラスープとカレーを加えたスープの
二種類をそれぞれ組み合わせて注文します。

オイラのお好みは『カレー伊』こんな感じです。



（う～ん、オイラの写真のウデが全然やから、旨そうに見えへんなぁ）

これに野菜の牛バラスープとオイスターソースがけを
サイドメニューとして。




このお店の場所ですが、香港島サイドの中環と上環地区の
ちょうど境目くらい。（地下鉄の駅の中環と上環の間です）

ヒルサイド・エスカレーターからだと
中区警察署を背にして、
荷李活道Hollywood Rd
（骨董屋さんが並んでるのでぶらぶら歩きも楽しいですよ）
を文武廟方面へ。
右手に美輪街Mee Lant Stって言う階段が見えたら、
その階段を下りたところに有ります。

他にもいろいろな行き方がありますが、
この辺りは、骨董屋街、印刷屋街、青空市場、文房具屋街
更には乾物屋街などなど
とにかく風情ある地区なので、町歩きを楽しみながら見つけてください。

昼12：30頃からの営業ですが、開店前から行列が出来ています。
店内は質素そのもの。
で、当然のごとく全席相席です。

丸テーブルを囲んで、隣の人と肩と肩がひっつくほどの
詰め具合。
で、ときに、中環の金融街で働いてるとおぼしき、
かっこいいリーマン君と相席になったり、
はたまた、近くの町工場で働いてるおぼしき、
可愛い職人君と相席になったり、
料理以外のお楽しみも。ウフ。

最近、どんどんと日本人旅行客も増えてきて日本語メニューもあります。

ども。
明星食品のワンタン麺のCMをついつい、
ANA中国線のCMやと勘違いをしてしまうオイラです。

さて、今回の香港行きは前回もお話ししたとおり、
色気抜き、食い気繋がりのGAYツレとの二人旅。
そして、ちょっと気張ったお食事とお宿の旅でした。

今回のお宿は香港島の中環地区にある、
MANDARIN ORIENTAL HOTEL。

去年、ほぼ一年間をかけて大規模な改装を実施しました。
その辺の変化の様子を見たいと思い、
今回のチョイスとなりました。

で、気になるその改装の結果ですが･･･
ちょっとクラシックな感じやったのが、
大きなピクチャーウインドウが目立つ、
外観に様変わりしていました。

その理由が、以前は各部屋に設置されていたバルコニー
（と言うにはちょっと手狭）が無くなって、
その分部屋を拡張した事。

この点、オイラとしてはあまり使えなかったバルコニーが
有効スペースに変わったことで歓迎なんですが、
ただ、もうちょっと外観のデザインを
何とかして欲しかったもんです。

きっと、このホテルができた当時は
香港随一の高層やったんでしょうが、
今となっては世界の金融センターにそびえ立つ、
様々な超高層ビルに取り囲まれて、
バルコニーからヴィクトリアピークやヴィクトリアハーバーを
眺める風情が無くなってしまったことが、
バルコニー撤去の動機やと思いますが、
あの、ちょっとクラシックな外観を
もう少し活かして欲しかったなぁ。

ロビーの様子は依然と殆ど変わらず。
フロントデスク、その対面のコンシェルジェデスク、
そして入り口奥のベルデスクの配置はそのまま。
ただ、カウンターの照明などが微妙に変化したような。
でも、ホテルに入ってすぐには
それ程の大改装を感じさせない作戦のようです。

いよいよ、部屋へ。











TVも今時の大型LCD（sharp製）に変わったし、
ライティングデスク周りがググッと
イメージチェンジしてました。
（壁にある、円形の鏡。あれ、洗面スペースにあるのと同じ。
オイラには、ちょっとなぁ？って感じです。ハイ）
ちょうど、このデスクから向こう側が
以前のバルコニーのあった部分です。

でも、まるで殷の時代の青銅器のようなデザインのアイスペールとか、
ウェルカムドリンクの中国茶の茶器とかは前のまま。
こういう、クラッシックな雰囲気が好きなんよね。
自分の家に置こうとは思うへんけど。






この保温用の入れ物、結構良いかも。


今回の劇的変化は浴室。
独立したシャワーブースの設置は有りませんが、
デザイン、機能ともに一変していました。
アメニティーは変わらず、Hermesのもの。





で、この浴室はこの夜オイラ達に、
とある体験をさせてくれるのですが、
それは又の機会に。












最後の写真は、オマケ付きです。

今回の香港行きは、またまた青い翼のANA。
関空からの香港行きって、おJALさまとキャセイも運行してて、
オイラとしてはキャセイがお好みではあるんですが…

ここがマイレージの恐ろしいところ。
すっかり、ANAのマイレージに捕らわれてるオイラは、
今回もANAに。
一応、ANAでは上級会員として処遇して貰うてるので、
帰りのフライトがキャンセル待ちやったんがOkになったのも、
そのおかげやったしなぁ。
こんな風に、どんどんANAに囲い込まれていくんやろなぁ。

けど、今年はぐぐっとヒコーキに乗る機会が減ってまうし、
これをきっかけにキャセイに鞍替えしようかなぁ。
大好きなバンコクからのフライトで、
昼行便（もちろん、香港乗り継ぎやけど）が
選べるんもキャセイだけやしなぁ。

と、思ったオイラですが、
ANAの更なる甘い罠が帰りのフライトに用意されてたのでした。

オイラの中ではキャセイに見劣りする部分が、
多々あるように思えるANAの機内サービスですが、
去年の後半当たりから機内食にちょっとした変化があったようです。

今までのエコノミークラスの機内食って、
良く言えばカラフルで個性的な形の器。
でも、見た目の量は少なくって
質素な感じが漂っていたのですが、
今回はトレーも大型化し、
器もシンプルだけど陶器のような質感も感じられる白に。
ちょっと“オトナな”感じになりました。






きっと、料理自体の質とか量はさほどの変化が無いとは思うのですが、
見た目はグッと良くなったと思います。

で、この機内食ですが、オイラたちは半量から２／３量程度にしておきました。

だって、香港到着後ホテルに入ったらすぐに、
お気に入りの麺屋さん、九記さんへ行って、咖哩伊を食べやなあきませんから。

特にトラブルもなく、無事に香港到着。
このチェクラップコク空港（HKG）って、巨大な空港で、
シンガポールやバンコクみたいにいっつもたくさんの人で賑わってるの。
これぞ、国際空港って感じ。

でもそんな巨大空港なのに、結構スムーズに市街地へ行けてしまうのも魅力。

日本でもこんな風に行けへんかなぁ。
確かに帰国時の関空のスムーズさも感動モノやけど、
いかんせん、空港全体の賑わい加減が雲泥の差。
けどね、実はこの空港の建設には関空建設時の
ノウハウがたっぷりと活かされてるんよね。

最後にちょこっと、関空自慢をする、
関西人の悲しい性です。ハイ。

色気抜き、食い気オンリーのgayツレとの香港紀行です。
今回はちょっと豪華なお食事を堪能してきました。


いつもの南海ラピートで難波から関空へ。
オイラ、このラピートの造形がかなりお気に入りです。
絶対、みんなが電車に持ってるイメージを打ち破ってますよね。










外国の方々もその思いは同じようで、特にお子ちゃまは
　「ウォーーーっ」
と歓声を上げてましたもん。

9時台から10時台って関空にしてはラッシュの時間帯やけど、
そこは、ほら、単なるローカル空港。
ANAのチェックイン→セキュリティチェック→出国審査
ここまでたいした混雑もなくクリア。
ほんまにローカル空港はストレスフリーですなぁ。

ところが意外なところで思わぬ行列に巻き込まれてしまったんですよ。

皆さん、海外へお出かけのときの両替はどうしてはります？
オイラはUS＄以外は現地で両替派やったんですが、
去年のイタリアでのユーロへの両替で、
日本での両替レートの方が良いことを思い知らされたんです。

全然自分の考えやスタイルにこだわりがないオイラは、
今回はここ関空で香港＄への両替をやってしまおうと企んで訳です。
しかも、ラピート車中で手に入れた、両替レートの割引券付きのリーフレットを持って。

実は前回のイタリア行きの時も、現地到着時のタクシー代ぐらいの
両替を関空で済ませたオイラはリーフレットの発行元、
泉州銀行のレートの良さを実体験していたのです。

全然自分の考えやスタイルにこだわりがないオイラですが、
過去の成功体験、もしくは失敗体験をずっと引きずってしまうオイラは
今回は迷うことなく泉州銀行の窓口へ。
香港で使う現金全部を両替しようとの決意を込めて。
もちろん、リーフレットを握りしめて。

ところが、オイラみたいな人間が多いのか、
前回はガラガラだった窓口に、今回は長蛇の列。

全然自分の考えやスタイルにこだわりがないオイラですが、
何事にも従順なオイラは、その長蛇の列の最後尾に大人しく加わったのでありました。

中国方面へ旅立たれる中高年の方々でいっぱいの列は遅々として進まず、
　『そんなん、いちいち両替の金額をお互いに相談すんなよっ！』
　『相談し合うんやったら、並んでる間にせぇよっ！』
　『なんでわざわざ、申込書を記入するところでウダウダ相談してんねんっ！』
と、従順で気弱ではありますが、心の中で毒を吐いてしまう質の
オイラはちょっとイライラモード。

おかげで、両替が終わったときには搭乗開始時間まで30分ほど。

それなのに…

香港で確認したレートの方が
ずっと良かったりするんですよねぇ。

そっかぁ、ユーロとUS＄は日本。
タイバーツと香港＄は現地。
（って、タイバーツの両替できるところは日本では少なかったかも）
どうも、オイラはこの辺の基本的な情報の収集をおざなりにしてしまうんですよねぇ。
ついつい面倒くさがって。

反省で始まった、香港紀行でした。

どもっ。香港喰いまくりの旅から帰宅途中のオイラです(^o^)

いやぁ、それにしてもスゴい！
何がって、我らが関空のスムーズさ。又は関空の閑散具合？
何しろ19:10頃にヒコーキから降りて、入国審査、荷物受け取り、税関審査をこなして、19:36発の南海電車ラピートに乗車できるんですから。
成田では考えられへん速さでしょ？
まぁ、今回はオイラ史上最速記録樹立って言うくらいの勢いではありますが…
そろそろ難波に到着です。今回の旅日記はまた、のたりのたり、更新していきますね。

無事に弟のJ、
そしてその嫁のKちゃんと合流。
唯一、残念なのは
愛しの甥っ子Rが来てへんこと。
まだ、ヒコーキ旅には早いもんしね。
ちょっと、この件については
出発前に一悶着があったけど、
取りあえずは、今回の香港は大人だけって事で。

それにしても、♀同士はよぉ分からへん。
お互いに、ちょっとした気まずさを漂わせていたのに、
お買い物、ブランドショップ巡りになると、
オイラとJを寄せ付けない親密さ。
　
　（なんやねん！　心配して損したやんけ！）

オイラとの予習を済ませてたオカンは、
さも自分が案内人になったかのように
Kちゃんを連れ回す。

で、二人して
　
　ちょっと、お腹が空いてきたわぁ
　晩ご飯は何時から？

　あぁ、JとKちゃんも昼ご飯をしっかりとは
　食べてへんやろぉから、ちょっと早めで6時30分に
　予約してあるで。
　ちょっと遠いから、そろそろやなぁ。
　
　いやっ、それやったら、すぐにシャワーして、
　お化粧治さなアカンやん
　ちょっとお兄ちゃん、それやったらそうと、
　もっと早ぉ言うて下さいよ・・・

　ぎょっ？二人で共同戦線？

さて、晩ご飯は、
今回の香港旅行で初めての九龍サイドへ。
お食事以外にもちょっと企んでたことがあったのです。

お店の名前は【天香樓】
場所は尖沙咀の柯士甸路　
AustinAve Tsimshatsuiです










もしかしたら、下手したら、
香港一高いお支払額になるかも知れへんお店です。

料理は日本人にも馴染みのある味付けの、杭州料理。
食は広州にありって言うでしょう？
けど、ホンマは食は杭州にありやねんて。

ここのお店は、筍とか上海蟹（大閘蟹）とかの食材が、
何でかいつも入手できるんよね。
しかもえぇ食材が。
その分、お値段がねぇ。

で、店のしつらえは簡素。
って言うか、全然高級感がないんですよ。
せやから、そんなに高いとは思わず、
お店の人の薦めのままに
そんな食材を使う料理をどんどん頼むと、
最後のお支払いの時に

　ひぇ～～～～っ
　
って事になってしまいます。

けど、味はホンマに美味しいんよねぇ。

今回のオイラたちのオーダーは
蝦の龍井茶炒め　



蟹みそとフカヒレのスープ



イシモチの干物の蓮の葉蒸し



マコモだけと蝦のタマゴの炒め



豚の角煮





ここでもオカンとKちゃんは上機嫌。

そりゃ、やれHるめすやVとんや化粧品や・・・って
買い物三昧やったもんなぁ。　気分ええよなぁ

　いやぁ、お母さん、この蝦プルップルですねぇ
　
　Kちゃん、このスープも美味しいわねぇ。
　全然しつこくないねぇ
　
　何これ？この魚、干物？生とはちゃうよねぇ

ええ感じで食事が進んでいきます。

が、弟Jがイライラの様子。

　アニキ、なんで灰皿が無いんや？

　香港のレストランはどこも禁煙になったみたいやな
　オマエ、飯食うときぐらいタバコ我慢せぇよ

　兄貴はタバコ吸えへんから分からへんねん。
　飯食いながらやから、タバコも美味いねんやんけ。

　周りのことを考えろや
　自分が美味かったらええっちゅうモンちゃうやろ
　どうしてもタバコ吸いたかったら、
　どこで吸うたらええか店の人に聞けや

　兄貴、聞いてくれや
　俺、英語も中国語も喋られへんのを知ってるやろ

　お兄ちゃん、ワタシも吸いたい。
　お店の人に聞いて

そうなんです。
弟夫婦はどっちもかなりのタバコ吸いです。

結局タバコは店内はダメで、外で吸うことに。
それを伝えたら、弟Jのイライラは
更に進行したみたいですが、
何とか食事中の我慢はやり通せました。

確かに気がついたら、
香港のレストランはどこも店内禁煙になっていました。
バンコクもそうですが、意外とさらっと実施されるんですね。

これが海外旅行初体験の弟たちにとっては
かなり、深刻な驚きやったみたいです。

最後は香港島に戻るために、
腹ごなしがてら、【天星小輪スターフェリー】
の乗り場へ。

ここから見る香港島の夜景が綺麗なんよね

オカン・J・Kちゃん
みんなポカ～んと見とれてます。

さ、最後の最後は天星小輪スターフェリーで小旅行。

オイラの“家族の肖像”的香港旅行は、
こうして終わりを告げました。

後は弟夫婦とオカンの三人旅。
楽しめたらええんですが。

後日談　
　その後もKちゃんとオカンは買い物にうち興じ、
　弟Jは、タバコの不自由さに小さな癇癪を
　起こしながらも二人に付き合うてたらしいです。

今回はちょっと身内の話、あれこれを。
（すみません、ホンマに極々私的な事柄です）

どうにか、オカンとの二人旅も無事に終了。
やっと、弟Jとその嫁さんKちゃんが

夕方から合流する、三日目です。

オイラはほっと一息。
でもすぐに、不安でドキドキ。

と言うのも、どうもオイラはこの、
“家族の肖像”的なものがすっごい苦手でして。

その大きな原因の一つは、オイラがGAYやと言うこと
しかも家族にきちんと、それを伝えてないこと

もう一つは、オイラがどうも弟と肌が合わへんこと
実はオヤジに対しても同じ様な事を感じてたんですが、
今は亡きオヤジと弟Jの言動が、もう、そっくり。

更には、うちのオカンとKちゃんとが、あんまり…
常に角突き合わせてるって訳や無いんですが、
まぁ、いわゆる嫁姑問題ですね。

この辺が、香港滞在中にドッカァンと爆発したら
難儀やなぁって思うてしもうたわけですね。

オカンはえぇ感じの興奮状態でご機嫌。
あぁ、このご機嫌がずっと続いてくれますように。
Jも余計な文句を言いませんように。

こんな事をああでもない、こうでもないと
プールで考えていたオイラでした。




それでもやっぱり腹は減るものでして。
オイラの一番のお気に入りフード。
咖哩伊を食しに【九記牛腩】へ。




ここも以前にブログで紹介したことがあるんですが、
印刷関係の町工場兼住居ビルが
軒を並べる地帯に在る、
小さなお店ですが、開店前から長蛇の列。
わざわざ、おBenzや、おBMWや、
そのほか多数の高級車で乗りつける方々も。

で、肝心の料理はと言うと看板の通り、
骨付きのあばら肉やすじ肉を
ことこと煮込んで作られた
牛肉スープの麺屋さんです。

この牛肉スープのアレンジとして、
カレーを加えたものが旨いのなんのって。

ここに加わる麺が二種類。
黄色い細い麺の伊麺。
と米からできている、
きしめん風の河粉(ヴェトナムの麺フォー)

オイラは伊麺がお好み。つまりは咖哩伊。
（漢字が巧いこと出てけぇへんので、
間違ってますごめんなさい）


オカンは、今までに訪れた繁華街とは
違う街の雰囲気に興味津々。
行列の長さにビックリ。
庶民的な店の雰囲気にニンマリ。
8人掛けの丸テーブルで、当然の相席。

地元のリーマン君達と方と肩が触れあうような
狭い空間で食べた麺にニッコリ。

　お兄ちゃん、香港にもラーメンがあってんねぇ
　不思議にホッとするお味やわぁ

　（う～ん、ラーメンとは全然ちゃうと思うねんけどなぁ）

　（けど、確かに、日本ではなかなか
　お目にかかれへん味やのに、
　何でか懐かしい感じがするんよね）

　（オカン、その笑顔のまま、JとKちゃんを迎えに行こか）


もうちょっとだけ続く

東京タワー in HongKong その壱
東京タワー in HongKong その弐
東京タワー in HongKong その参
東京タワー in HongKong その四
からの続きです。

今回の香港旅行は、ホンマによぉ食べてきました。

オカンは普段はそれ程、
食べるものに興味や関心があるとは
思われへんかったんですが、
香港では食べる、食べる。
一応退院はしたものの、
まだまだ経過観察中の身。
ここまで食べることに一生懸命やったとは、
オイラもビックリです。
オカン自身が一番ビックリなのかも。

そんなオカン連れのオイラ。
二日目の昼ご飯も無事終了。
散歩がてら、
金鐘ADMIRALTYの 太古廣場Pacific Placeへ。

　お兄ちゃん、大阪にはこんな
　百貨店は無いよねぇ

　(百貨店とはちょっとちゃうけど、
　 説明すんの面倒くさいし、まぁ、えぇか)
　
　オカン、なんかブランドショップに行ってみるか？

　あんたと行ってもねぇ

　（オカン、興奮してるやろ。“あんた”って言い方は。）

そう言いつつも、あっちこっちのブランドショップを見学
目が輝いてます。
何が彼女をそうさせるんやろ？
ブランドものに関わらず、あちこちの店に
吸い込まれるように入っていくオカン。
ふらふら付いて行くオイラ。

　オカン、化粧品とかは買わへんの？
　
　あんた、化粧品のこと分かるの？

　全然、分からへんで。
　けどな、ここのフェイスクリームとか
　シェービングローションは好きやねん。
　顔用は蜂蜜でできてるし、
　ローションはなんか知らんけど、
　シアバターって植物でできてんねんて。
　オイラは好きで、使うてるで。
　もちろん、女性用がメインやで

　ほな、試しに使うてみよかな

これ、L'OCCITANE って言う、お仏蘭西ざぁますの

さて、本日はオカンへ綺麗のプレゼント
第一弾はこのL'OCCITANE
第二弾はホテルのSPAでマッサージと簡単トリートメント

オカンをSPAに放り込んだ後はオイラの自由時間
って、そう言う目論見もあったんですけどね。
だって、ほら、普段でもあんまりべったり一緒になることのない
オカンと、しかも、異国の地で二人っきりってねぇ

この自由時間の間に、サクッと香港男子をいただきに行く！！
なんて事は致しませんでしたの。
残念ながら　笑


　オカン、気持ち良かったか？
　
　なんか、スゴい気持ち良かったわぁ
　もう、何が何か分かれへんうちに終わってたんよ。
　うとうと、昼寝をしてたヮ。

オカンはSPA。オイラはホテルのプールでのんびり。



＜天気はあいにくですが、九龍側を眺めることができます＞

互いに英気を養ったところで、
いざ、晩ご飯へ！

銅鑼彎CAUSEWAY BAYの

利園Lee Gardenにある【西苑】さん





このお店のウリは味精を使うてないところ。
それと、香港が誇る世界的大スター
成龍ジャッキー・チェンがご贔屓ってところかな。

そんなジャッキー一番のお気に入りが
お店特製の叉焼、その名も兄貴叉焼
どうも、一旦煮豚にした後で、
焼き豚にしているようで、
すっごい柔らかい。


　
でも…
正直言うて、最後の方はちょっと
飽きてしまうお味なんよねぇ。

それよりも、蟹と春雨の土鍋料理が旨かったぁ




オカンと二人の晩ご飯も今日が最後。
明日は弟夫婦が合流します。

　（あぁ、これでオカンと二人っきりの香港から解放やぁ）

正直、ちょっとホッとしたオイラに
オカンが一言
　

　お兄ちゃん、ありがとう
　
　（オカン、珍しくしおらしいやん。似合わへんで）

続く